秋の日記

いつだって秋。

生真面目

自分でもびっくりすることですが、意外と毎日ブログを書いています。

言いたいことって意外とあるもんですね。

今日はちょっとまじめぶって、「努力」について書こうと思います。わーお。

 

私は中高ではいわゆる生真面目で、やるべきことはちゃんとやるぜ!って意識が高い、「文武両道」をある程度満たしてるんでないの、って感じの生徒でした(多少の脚色を含みます)。

ただ、大変なのは大学入学後でした。

ま、パンクしたんです。と言っても、急に体調を壊す!とかではなくて次第に無気力になって体力が落ちていくという緩やかなやつ。なんか頑張ってるものないなーあららってやつ。その後、課外活動や友達に恵まれて、一時的に元気になることはあるものの、全体的には元気と自信が少しづーつなくなっていく感じでした。

 

 

例えば「スポーツで優勝する」って目標あったらそのために筋トレしたり、ストレッチしたり、毎日練習しますよね。食事にも気を配るかもしれません(僕はほとんど油物とらないとかやってました)。努力努力。

では、大会が終わって目標が絶対叶わなくなったらどうでしょう。

僕の場合、全部やめてしまう、どころか人並み以上に自己管理を怠るタイプの人間でした。

運動しないし、寝ないし、食事は三食取らない、だって目標の大会なんてないんだもの。

そのほかにも、人に会わない時は全く容姿を気にしなかったり、

試験がなかったら勉強しなかったり、

「目標の為に努力する」がいつの間にか「目標(目的)がなければ人並みの管理もしない」と同義になっていました。そして、それは「頑張ってない(目標を持ってない)自分には価値がない」という最悪のループにつながります。最悪です。

 

しかし、幸か不幸か僕はほとんど勢いで(卒業要件でもない)卒業論文を書くことになりました。今思えば、また何か目標を補充したかったのかもしれません。

ただ、その卒論のゼミにいた指導教員と同級生Tはおよそ「努力→目標」というのが成り立たない様な人でした。特に同級生の方。彼はまず毎週あるミーティングの4回に1回くらいしか下書きを書いてきません。基本的に口頭での発表だったり、その週に自分が感じた諸々のことに対するアドリブトークで90分を乗り切ります。そしてそれを認め話に乗る指導教員。どこにもツッコミがいません。なのに、その90分が結構面白い、なんだこれ。そのうち、僕もTがゼミ後に作ってる動画に出演したりする様になりました。謎です。

 

そして、迎えた卒論発表会当日、僕はぶっちゃけ卒論本文を一行も書いていませんでした。

半分、投げやりな気持ちでそのゼミでしたお喋りを思い出しながら、研究テーマについて思ってることを喋りました。スライドこそあるものの台本はありません。時間もオーバーし、指導教員も流石に「やりたい放題」だったと笑いながら言っていました。

 

ただ、発表を終えてぼんやりと打上げに参加しながら、自分の中ですごいすっきりしたんです。今までの「努力→目標」の固定概念じゃなくて好きなことを好きな様に発表しきった感覚。明日から別に論文を書かなくてもいいけど、これからも無駄なことしていきたいな、って思った瞬間でした。

 

今、僕はいわゆるぼんやりした性格になっています。中高生の時に持っていた様な競争心や完璧主義はほとんどなくなってしまいました。ただ、なるべく理由はなくても健康でいようとはしているし、自分の楽しみの為に本を読んだり、文を書いたり、何か作ったりはする様にしています。

 

きっと人生は目標と努力だけじゃないと信じて。

 

おやすみなさい。