秋の日記

いつだって秋。

時間の感覚

どうもどうも。

ご無沙汰しています。最近、更新サボってましたという言葉が枕になりつつあります。よくないないね。

最近、コロナの影響も少し弱まり(首都圏ではまだ大変だけど)、少しづつ映画館等も空いてきましたね。というわけで、私も「もののけ姫」見てきました。席とかはしっかりディスタンスされてました。

でも、今日は「もののけ姫」について書きたいわけではないんです。

どちらかというと映画館で映画を見るという行為についてのお話。

そして時間と繋がりのお話。

というとちょっと大袈裟すぎるんですけど、単純にお家で映画や動画を見るのと映画館で見るの違うよなーと思いました。

まず、違うのが映画への集中度です。映画館では原則2時間くらいは暗闇と映画だけ、という空間に閉じ込められます。そこには自分、映画、他の観客くらいしかいません。その時間はどっぷり物語に浸かるわけです。

対して自宅での鑑賞だとマイペースに見られていいのですが、どうしても雑音も増えてきます。そしてふと鳴る携帯電話や郵便配達、それ以外でも食べ物・飲み物を取りに行ったりだとか、色々なことができてしまいます。

そしてライブ感も違います。映画館では巻き戻しも早送りもできません。なので、常に画面に集中しないといけません。自宅だったら、好きなシーンを何回か見たり面白くないところとばしたりできます。パソコンで見てると後何分とかもわかるのでそろそろ物語が動くかな、とかも予想できてしまいます。とても、管理しやすいです。

じゃあ、私はアンチ自宅映画なのか、というとそうではありません。自宅での鑑賞のリラックス感はとても良いし、何より経済的負担が軽いです。また、忙しくてなかなかまとまった時間が取れない時でも映画やドラマを楽しむことができます。

ただ、現代の時間の使い方として、映画館的な時間の使い方が減ってきていると思います。

その主な原因は携帯電話でインターネットです。

私たちはいつでも繋がれる様になりました。ただ、いつでも繋がってないといけない様になりました。YouTubeではいつでも関連動画に移れるし、Twitterではどんどん誰かの近況が流れてきます。だから、どうしても何かに没頭して孤立する時間が減ってしまいます。でも、本当は孤立することの方が豊かかもしれません。もしくは小さく繋がるとか。

目の前の映画だったり、本だったり、音楽だったり、お喋りの相手だったり、

自分自身だったり。

孤独に繋がれると素敵だなあ、と思った映画鑑賞でした。

一緒に観にいった友人が良かったのかもね。

ではまた。