秋の日記

いつだって秋。

理屈な考え方…

こんばんは!ご無沙汰です!

今日は私が住んでいる地域は雨です。ほんとに雨。BGMがずっと雨音です。

先日、ある友人と話していて、自己肯定感の話になりました。

私はこの手の話になるとよく「自分は自己肯定感が低いから、色々抵抗なくチャレンジできる」と言うのですが、その人は「ん?それって関係ある?」と言いました。その場では「多分」と答えて話題は次へと流れていったのですが、雨の日にはそんな小さな「ん?」を思い出してしまうので、少し考えてみようと思います。

久しぶりに高校時代に学んだ数学を使います。

まず「自己肯定感が低い」をPと「色々なことにチャレンジできる」をQとして考えます。

上記の私の発言は「P→Q」(PならばQ)となりますね。

この逆は「Q→P」=「色々なことにチャレンジできるならば自己肯定感が低い」、

裏は「PQ」=「自己肯定感が低くなければ、色々なことにチャレンジできない」です。

しかし、数学の証明において命題は逆・裏ではなく対偶の真偽と一致するので、

対偶「QP」「色々なことにチャレンジできないなら自己肯定感は低くない」が真の場合、私の発言も真ということになります。

あれ、それは違う気がする…

分かりやすくするために「低くない」を「高い」に言い換えて(本当はダメですが)

「色々なことにチャレンジできないならば自己肯定感が高い」

とするとこれが間違っているのがより明確になると思います。

よって元の命題(私の発言)も偽となります。

このことに友人は瞬時に気づいたわけですね。鋭い。

 

さて、理屈っぽい文章を長々と書いてしまいましたが、この証明を通して私は自分の中の矛盾ー自己肯定感とチャレンジ意識についての誤った認識ーについて気づくことができました。

 

しかし、そのことに最初に気づいたのは友人です。彼女の発言がなかったら私がこんなに考えを深めることはなかったと思います。

 

私は今、言語が偏重な世界にいます。小説や評論をたくさん読む日々なのでどうしても理屈が先行するし、頭でっかちになる。そんな中、矛盾に気づかせてくれる友人の声というのは非常に貴重だなあ、と感じました。

 

"Talk with others, think alone"ものごとを考えつつも他者との対話を大切にして生きていきたいです。

 

ご機嫌よう〜。