秋の日記

いつだって秋。

Monsieur Pierre

こんばんは!

今日は久しぶりに散歩しました。

行き先は某県立公園。家から1キロくらいのとこにあります。

自然も程よくあり、今のところ、サギ(大きい白い鳥)、ネズミ、ネコ、などなど多数の生き物が確認されています。

その中でもよく会うのがこの白猫さん。仮に名前をピエールとしましょう。

f:id:autumncat:20200530000428j:plain たたずむピエール。

f:id:autumncat:20200530000436j:plain 物思いにふけるピエール。

f:id:autumncat:20200530000445j:plain 筆者の手とピエール(コロナ禍前に撮ってます。今は遠くから眺めるだけです)

ピエールに会ったのは、大体、2月くらいでした。

正直ちょっと汚い県立公園の片隅に何だか白いかたまりがいるなー、と思ったら。

ピエールでした。きれいだなあと思い近づいてみるとあまり怖がっている様子もないので、撫でてみたのですが、その時、あまりの細さに驚きました。

ピエールの大部分は白い毛だったのです。

とても痩せていました。

そしてこの顔。C'est la vie, C’est comme ca(人生さ、こんなもんさ)。

たまたまここに流れ着いてしまったんだ…という様な哀愁がそこはかとなく漂っています。

まるでフランス映画…

 

ピエールは故郷に帰れなくなったフランス人かもしれません。

 

最近、東京大学医学科がこの様な発表をしています。

www.ims.u-tokyo.ac.jp

今のところネコ→人への感染という事例はまだないそうです。

 

しかし、もし感染した患者の一部が猫になってしまうとしたら?

何者かが人間と猫の間でウイルスを媒介したのではなく、感染した人間の一部が猫になってしまい、よってネコ間での感染が広まっているとしたら…

もちろん、人が急に消えたりすれば一大事です。すぐに事件になります。

しかし、待ってください。本当にそうか調べてみましょう。

www.npa.go.jp

警視庁の発表によると日本では年に8万人以上の人が行方不明になっています。

365日で割っても1日約219人、それを47都道府県で割っても約4.6人。そう考えると私達がニュースで見る行方不明報道はそのほんの一部です。日常的に人は消えている。

 

加えて、もし海外から1人で観光に来て行方不明になった場合、誰も気づかないということは十分考えられます。ビザの関係でいずれは調査されますが、仮にフランス人であれば90日は観光扱いで日本に滞在できるはずです。

 

2月にふと現れた見慣れない白猫。

その後の沖縄での感染拡大。

ぴ、ピエール…

 

一旦、落ち着きましょう。彼はフランス人かもしれないし、そうじゃないかもしれない。コロナウイルスに感染しているかもしれないし、していないかもしれない。これは全て私の妄想かもしれない。それは誰にもわかりません。

一つ言えるのは、この状況下で不必要に野良猫に触ることは避けた方がいいということ。

 

私はただ遠くから眺めていました。

彼の白くて小さい背中を。

 

Au voir, Pierre(さよなら、ピエール)

 

 

おやすみなさい。